【南アルプスへの道 ~Mt KITAを目指して ~ 】
『登山計画書』 10月17日(金)18日(土)
1日目 ①芦安地区臨時駐車場 ⇒ ②広河原 ⇒ ③広河原山荘 ⇒ ④大樺沢
⇒ ⑤二俣 ⇒ ⑥上部二俣 ⇒ ⑦ 八本歯ノコル ⇒ ⑧北岳山荘 ⇒ ⑨中白根
⇒ ⑩北岳山荘(宿泊)
2日目 ⑪北岳山荘 ⇒ ⑫北岳山頂 ⇒ ⑬肩の小屋 ⇒ ⑭小太郎分岐
⇒ ⑮御池分岐 ⇒ ⑯御池小屋 ⇒ ⑰広河原山荘 ⇒ ⑱広河原
⇒ ⑲芦安地区臨時駐車場
10月17日(金) 早朝、時計は6時30分を過ぎたところ、南アルプス林道を行く乗り合いタクシーの中、車窓からの山々は鮮やかに赤や黄色に染まり始め、もうすぐ見頃という感じ、空はどこまでも青く、天気も天気予報のとおり崩れることはなさそうです。
7時過ぎ広河原に到着後、紅葉を楽しみながらストレッチを入念に、そして・・・アミノバイタルを一袋!!広河原ゲート付近から目的地 北岳を臨み、いざ!北岳へ「くらいみんグぅー!!」と大樺沢の雪渓に向かい親指立ててPUSH!PUSH!お決まりのポーズを決めたところでいざ出発!!大きく揺れそうで思ったより揺れないつり橋を渡り、広河原山荘を右手に眺め、樹林帯に突入です。
◆ 見頃は数日後!?広河原の紅葉 ◆大きく揺れそうで思ったより揺れないつり橋
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◆ 樹林帯を流れる清流 ◆ 登山靴の上からも冷たさを感じそう・・・
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◆ 大樺沢から見る雪渓 ◆二俣までもう少し・・・早く雪にふれたいなぁ・・・
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☆ CHECK POINT ☆
広河原 ~ 二俣までの標準タイムは3時間30分程。広河原からの樹林帯と異なり
大きな岩が目立ち始めます。夏のシーズンは、このあたりから色鮮やかな高山植物
に出会えます。
◆ 雪渓・上部二俣を目指して ◆ 雪渓到着、正面の山々は鳳凰三山系
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「そろそろご飯じゃないのぉ~」なんて俗的なことも考えながら・・・。
◆ 八本歯を目指し陽光眩しい登山道を行く ◆ 私の前世はもしかして!?カモシカかも・・・
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◆ ハシゴの手前で一休み。鋭気を溜めて・・・ ◆ 存在感満点!ダイナミックなバットレス
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☆ CHECK POINT ☆
二俣 ~ 八本歯ノコルまでの標準タイムは2時間30分程。上部二俣から八本歯ノコルまでは
キツイ登りが続きます。しかも…10以上のハシゴが掛かっています。「慎重に確実に一歩一歩」
と自分に言い聞かせましょう!!ここを超えれば・・・
◆ 八本歯ノコルまでもう少し。 ◆ 八本歯ノコルに到着。
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◆ シャッターCHANCE 雲間からの間ノ岳 ◆湧き上がる雲が景色に変化を与えてくれます
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◆ お腹一杯!いざ北岳山荘へ ◆ 遥か彼方に北岳山荘が見えてきました。
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トラバース道を進み、ふと後ろを見ると先ほど昼食を取った八本場ノコル。また、左には富士山、前には間ノ岳を見ながら歩き続けると、前方に真っ赤な屋根の北岳山荘が見えてきました。
狭い登山道と吹き上がる風に注意を払いながら、数ミリずつ大きくなっていく北岳山荘に向かいます。
◆ トラバース道からの八本歯ノコル(山稜一番低い場所) ◆ トラバース道からの間ノ岳
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☆ CHECK POINT ☆
八本歯ノコルから北岳山荘までの標準タイムは1時間30分程。
トラバース道の分岐を間違えると山頂へ行ってしまうので要注意です。
夏のシーズンには、トラバース道周辺がお花畑となり登山者の目を楽しませます。
その風景は「南アルプス 北岳の魅力」の一つです。
ザックを背負ってないせいかスキップしそうな足取りにブレーキをかけながら、周りをきょろきょろ、ライチョウとの出会いを期待しつつ歩を進めます。「ブロッケン現象もおきないかぁ」なんて欲張りなことを思いつつ、中白根に到着。ライチョウ【悪天候(雷)時に現れる鳥だから雷鳥っていうんだよ。と誰かに聞いたような・・・】に会いたい気持ちが強すぎたのか辺りはモヤに包まれ、さっきまでの晴天が嘘のよう、太陽が雲に隠れ気温が下がり「うぉぉぉぉぉぉぉぉ、さ、寒い」と3人の口から・・・ 間ノ岳まではあきらめてUターンすることに満場一致。数日前に降った雪が残っている登山道に注意をしながら帰路につきます。とその前に雪といえば・・・作りたくなるのが心情です。しかも急いでいるのに渾身の出来にニンマリ。「また逢おう!!」なんて手を振ったりして。
◆ 中白根に到着。 ◆あっという間に光をさえぎる雲に覆われました。
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◆ 子供心に火がついて・・・会心の作 ◆天候が悪くなりませんよう祈りながら・・・
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ZZZ~ あっ!!夕食は北岳山荘でお腹一杯食べました・・・ ZZZ~
◆ 山荘からの雲海 ◆ 北岳山荘からの夜空
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今回は若者3人パーティーの1日目の行程について紹介させていただきました。当日は天候にも恵まれ素晴らしい体験が出来たようです。積雪もところどころ残っていたようですがアイゼンなどの雪山装備は必要ないとのこと。ただし、今後、登山を計画される場合は、天候や気温により降雪・積雪は十分考えられます。出来るだけ最新情報を得ていただくためにも北岳山荘を含め現地山小屋への問い合わせが必要です。
さてさて、次回は山頂に向かう2日目をご紹介させていただきます。