山々が色づく頃、南アルプス市では柿が実ります。“富有”や“次郎”といった甘柿の他、渋柿を天日に干して作る“あんぽ柿” “ころ柿”も盛んに生産されています。軒先に吊るされた柿は古くから晩秋の南アルプスの風物詩にもなっています。JA南アルプス市では、柿の日にちなんで「第4回柿の日俳句大会」を開催し、俳句作品の募集をしました。今回も多くの応募があり、本日は表彰式にて受賞作品の発表と賞状授与が行われました。
※俳人の正岡子規が明治28年10月26日奈良旅行で、「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」を詠んだとされることから、全国果樹研究連合会カキ部会が10月26日を「柿の日」に定めました。
★大会会長賞 「つるし柿風に声ある夕べかな」 中澤 元子様
★南アルプス市長賞 「ひたすらに柿むく日なり富士晴るる」 森岡 千代野様
★南アルプス市議会議長賞 「屋号にて交はすあいさつ柿の秋」 内藤 利子様
★南アルプス市商工会会長賞 「木守柿烏雀も神の使徒」 浅川 春汀様
★南アルプス市教育委員会教育長賞 「柿を捥ぐ少年の日の顔のまま」 斉藤 正和様
★南アルプス市観光協会会長賞 「子の瞳きらきら走るさくらんぼ」 勝川 信子様
★巨摩野農業協同組合 果実部部会長賞 「遠き日や柿もぐ兄の竿を追う」 岡田 行隆様