明治から昭和にかけて活躍し、最後の役者浮世絵師と言われる名取春仙。中巨摩郡明穂村(現 南アルプス市小笠原)に生まれた春仙は11歳の頃より日本画を習いはじめ、日本画家として活動も行う一方、文芸本の装幀口絵も手がけさらに役者絵版画も好評を博しました。
今年、生誕130年の記念展を南アルプス市立美術館で開催しております。会期中には、美術講演会や木版画摺りの実演などのワークショップも行います。ぜひ一度ご覧ください。
名取春仙展 平成28年10月8日~11月27日
南アルプス市立美術館(南アルプス市小笠原1281 TEL055-282-6600)
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
入 館 料 一般500円・大高校生300円・中小学生200円
今年の4月より新しく市立美術館として生まれ変わりました。ロビーには、美術年史等の貴重な書籍が並んでいます。庭園を眺めながらご覧ください。
一階には、役者絵が多く展示されています。
二階…屏風絵や雑誌や新聞の挿絵も手がけた春仙。多彩な才能が垣間見れます。