南アルプス市榎原にある長谷寺(ちょうこくじ)では、8月20日(土)15時より「長谷寺夏祭り」が開催されます。
出店による販売や、地元の八田中学校吹奏楽部によるライブ演奏、市内在住のイラストレーター「オエムシ」くんにより似顔絵コーナーなど、楽しいイベントが盛りだくさんです。
ー「長谷寺」の紹介ー
《長谷寺は真義真言宗知山派の古寺である。大和国(現在の奈良県)長谷寺に倣って豊山長谷寺と名付けられたが、その後この土地が八田の庄であることから「八田山長谷寺」と改称し現在に至っている。
本尊には十一面観音菩薩が祀られ、「原七郷の守り観音」として古くから篤く信仰されてきた。原七郷(上八田・西野・在家塚・上今井・吉田・小笠原・桃園)は御勅使川扇状地の中央に位置するため、旱魃に悩まされてきた一帯で、長谷寺では古くから雨ごいの祈祷が行われてきた。
開創は、寺記によれば天平年間で、僧行基が甲斐国の治水事業のため留錫した際、当地で十一面観音を彫刻したのがはじまりと伝えられている。現在の本堂は昭和24年の解体修理の際に発見された旧材によって、大永4年(1524)に再興されたことが明らかとなっている。》(市役所HPより)
また、本堂の後方には小さい仏像がいくつも並ぶ「千体仏」があり、この仏像は子宝を欲しい婦人がひそかにこの一体を持ち帰って祈ることで、子宝に恵まれると言われています。
この地域の歴史や信仰を今に伝える古刹です。どうぞご覧に来てください。
◆長谷寺 住所:山梨県南アルプス市榎原442
本堂。国重要文化財に指定されています。
御守りや御札、絵馬はお寺でお買い求めいただけます。